住環境とカビ対策の重要性

住まいにおける環境微生物災害から 家族の健康と住まいを守ります。

住環境とカビ対策の重要性

私達の住まいではより快適な生活環境を得ようとして、断熱など気密性が高まった住宅が増え、室内温度など一定された環境の中で暮らし始めています。快適な住環境は微生物災害をもたらすカビやダニなど微生物たちにも快適な生育環境にもなっています。「人に住み易い住環境が一方では室内に生じるカビや細菌類の増加要因の一つになっています」。この様な環境微生物に対して、多くの人々は移り変わる室内環境の様々な要因とストレスが原因で抵抗力の低下を招いて来ました。特に住環境の変化によって免疫機能を持っていない新世代では細菌やカビを因子とした深刻な症状が出てきています。住まいのアレルギー、アトピー性感染症・喘息等もその一つです。今後はさらに深刻化する住まいの健康被害が大きな住環境問題となり、これからの住まいでの最も多い健康維持の要因のカビ対策には早めの処置と予防が必要とされるでしょう。

環境微生物とは人を含むさまざまな環境下にある微生物が単体でなく相互に関連しあう相互作用に着目されている生物学用語です。微生物には人と動植物に病原性のある微生物と非病原性のある微生物があります。ここでは特に住環境問題に起因する病原性のある微生物対策の必要性が考えられます。微生物の生命力はたくましく、見た目や物質代謝、遺伝子情報を多彩に変えて、どんな環境にも適応してきます。

微生物とは 肉眼では見えないか、あるいは極めて見えにくいほど小さな生物を総称して、微生物と呼んでいます。この範疇には、*ウイルス、細菌(バクテリア)、酵母、カビ、さらに藻の一部などがあります。

*ウイルスは細胞を持たないので生物でないとも言われています。単なる粒子ですが遺伝子を持っています。種類はコロナウイルス等沢山ありますが単体で生きて行けずものに付着したり空気中ではカビ胞子や細菌を媒体として増えていきます。
そのため室内感染を防ぐには、カビ対策が必要になります。

私達の暮らしの中でカビはどんな悪さをするの?

住環境におけるカビの有毒

1、健康に対してカビの害

◎ハウスダストに混じった胞子を吸い込んだり(喘息)、触れる(アトピー皮膚炎)とアレルギー 症状が出ます。
◎ヒトが衰弱している時、治療のためステロイド剤を連用し、他の菌が駆逐されている時など 身体に寄生する事がある。全身(カンジタ症)や呼吸器(アスペルギルス症)に病変を起こします。
◎植物の病気の原因となり農作物に被害を与える。発がん物質がみられます。

アレルギー感染症(アレルギーの原因に)

・アレルギー性鼻炎、
・気管支炎・ゼンソク、
・アトピー性皮膚炎
・アレルギー性結膜炎
・トリコスポロン症(夏型過敏性肺炎)
・シックハウス症候群

日和見感染症(*真菌症にかかる)

・水虫、たむし,白癬症
・カンジダ症
・アスペルギルス症

食餌性中中毒

・アフラトキシン中毒
・毒キノコ中毒
・肝臓ガンの原因

2、その他・物に対して被害

◎悪臭と変色を来たす。食べ物はもちろん、家の木材部、カメラのレンズ、精密機械などに生えて、品質を劣化させ壊してしまいます。
◎カビは家屋を常宿とするダニの餌になり、ダニの糞や死骸もアレルギーの原因となり、カビが増えればダニも増える。アレルギーの倍々ゲームみたい。
◎樹木の病気の7割強はカビ(真菌類)が原因です。樹木樹勢の復旧には除菌作業から必要です。

いろいろな素材に生えて被害を与える

・文化財汚染
・衣類汚染
・食品の腐敗
・住居汚染

ダニの餌となりダニを増やす

・ダニ増殖の促進
・シロアリの発生